小澤征爾さんと、音楽について話をする 小澤征爾、村上春樹 新潮社 2011年11月30日 発行 2012年2月10日 3刷 |
十分、楽しめた。
毎晩、布団に入ってから、少しずつ少しずつ読み進めた。疲れていると、数ページでダウンすることもあったが、二人のリラックスしたやり取りが耳元で聞こえてくるようで、そのまま心地よく眠りに入れた。まるでハイファイの音声みたい。
それにしても、内容が驚きの連続。あの「小澤征爾」という指揮者の仕事、それとこれまで歩んできた道のり、楽屋裏のエピソードが面白し。指揮者という仕事は譜面読みから始まり、コミュニケーションが大切。そして、小澤さんは特定の何人かにとても可愛がられたらしい。納得できる気がする。
村上さんはマエストロから勧められたというが、こちらが、スコアの読み方を習ってみたくなった。「そうすれば音楽はもっと面白くなっていくから」。と言われたという。独学では難しいだろうな。
二人の厚い信頼関係が伝わってくる。マエストロと対等に音楽について語るって、すごい。
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3カ所から抜粋した。別ディレクトリへ保存。
P96/P129/P226
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