Photo Gallery Artisan(フォトギャラリー・アルティザン) "Doors" in Colonia del Sacramento |
東洋文庫ミュージアムへ出かけたときに、JR駒込駅へ戻る道筋で興味深い写真展をやっていた。場所はPhoto Gallery Artisan。
"Doors" in Colonia del Sacramento という名称で、ただひたすら道路に面したドアの写真がずらり。古びた壁の間に挟まれた、これも古びた木のドア。色合いといい、その様子に惹きつけられた。道路は石畳。
ヨーロッパの街かと思ったが、ウルグアイだという。南米だった。
古い街並みが好きで、色々な国を旅しているが、ふと気が付くと必ず「ドア」を撮っている。2012年夏、ウルグアイの古都コロニア・デル・サクラメントに訪れた。古くはポルトガルの貿易港として栄えたこの町は、今も300年以上前の街並を残す、同国唯一の世界遺産。住人たちの感性によって、幾度も塗り替えられた色とりどりの家屋、そしてドアたち。きっと数えきれないほどの人々が通り過ぎたのだろう。
桑原弘明氏が作るスコープの世界を連想する。そういえば桑原氏の作品の中でも、とりわけドアが印象深かったことに気がついた。そろそろ個展の時期が近づく。去年は休んだので、今年は出かけてみようか。
ギャラリーでは、いろいろな作品の販売をしていたが、そのドアについては残念ながら絵はがきすらなかった。
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