[NO.1051] 飛行艇の時代

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飛行艇の時代/のりもの選書19
帆足孝治
イカロス出版
2005年9月30日 発行

何ともノスタルジックな本。副題が、世界の海を渡った豪華絢爛の翼。
表紙の説明から引用。
海や河川、湖沼から発着できる飛行艇は、陸上滑走路が整備されない時代に重宝された。1930年代には世界中に翼を広げて栄えたが、第二次世界大戦後、急速に姿を消していった。復権を願いながら飛行艇の盛衰を振り返る。遠く忘れ去られた乗り物、飛行艇の時代の話。

小さな水上飛行機ではなく、飛行艇というジャンルで1冊作ってしまったところがすごい。「飛行艇の時代の話」。いいですねえ。客室内部の写真がすごい。豪華客船のようで、とても飛行機とは思えず。

p16「パン・アメリカン航空のマーチンM-130チャイナクリッパー飛行艇の機内。食堂は6人が向かい合って座れるテーブルがあった。(1936年)」この写真が秀逸。家具の配置や雰囲気が、まるで貴族の応接間です。

p43「ショート・エンパイア(Cクラス)飛行艇のプロムナード・デッキ」の写真も、いい。

今回は [NO.1050] 飛行機No.1図鑑 と抱き合わせで読みました。