レベル3/異色作家短編集3 著者 フィニイ 訳者 福島正実 早川書房 昭和36年4月10日 印刷 昭和36年4月15日 発行 |
著者による1冊目の短編集。挟まれている月報「異色作家短編集 3」を読むと、作者ジャック・フィニイが当時、どのように日本へ紹介されていたのかを理解する一端になりそう。三浦朱門氏の「未知の世界」という短文、いやはや。
フィニイの作品を、私はあまり読んでいない。しかし読んだ限りの二三の物はいずれも時間をテーマにしているのに興味を持った。以下略
なんだかなあ。あわせて掲載されているのは多岐川恭「外国もののレベル」。こちらも、すごいしろもの。
SF小説が受け入れられるためには、いったいどれだけ多くの困難があったのか、あらためて考えさせられる。
この短編集に収められている作品は、現在の視点からはSFと呼ぶよりもファンタジーのジャンルでかたづけられてしまいそうな作品が多し。
各作品ごとの紹介をしているブログ たむ読書日記 あり。リンク、こちら。
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