影印 利根川汽船航路案内/復刻 明43年刊 汽船荷客取扱人連合会 編 崙書房 昭和47年7月30日 発行 限定350部 |
通運丸がそろそろ鉄道などに乗客を奪われ出したことに対抗し、観光客を増やそうと出版されたとのこと。本書は影印本。
折り込みで添付されている「汽船航路略図」、白黒で汚いことにがっかり。某所で見た、崙書房版ではなく原本から直接コピー製本した版ではカラー刷りで、もっと大きかっただけに、あれま。
小冊子「『利根川汽船航路案内』解題」(高梨輝憲)が添付。6ページからなり、読み応えあり。
高梨氏は深川の小名木川沿いで生まれ、ご両親が茨城県守谷であったため、水海道行きの通運丸に何度か乗ったことがあるのだそうです。
p6
最後にこの原本はかって通運丸の荷客取扱人であった茨城県守谷町大字野木崎の椎名和三郎氏の令孫半之助氏の所蔵のものによったことを同氏に感謝の意を含め付記しておく。
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