寶石本『わすれなぐさ』/書物奇譚 小寺謙吉 西澤書店 昭和55年1月15日 発行 |
逸話の豊富な著者による、逸話の豊富な三件の話。一読して納得。本書も立派な奇書の中の一冊でしょう。
こんな世界に手を出したら大変。とんでもないことになりそう。くわばらくわばら。
目次
児玉花外『社会主義詩集』 まぼろしの詩集を死守した男
寶石本(ダイヤモンド)『わすれなぐさ』 阿蘭陀書房を訪れたひとりの女性
東郷青児 古賀春江薔薇画入『ルウベンスの偽画』 美書を愛のかたみにした青春挽歌
あとがき
著者による書名が入っているのですが、どう見ても印刷のよう。
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