| キップをなくして 池澤夏樹 角川書店 平成17年7月25日 初版発行 |
池澤氏久々の児童文学。それにしても、青函連絡船は1988年まで運航していたのですね。もっと前に廃止されていたような気がしていました。
初出が最近なのにも驚きました。その当時の話を現代に書いていたのですから。
『野生時代』2003年12月～2004年5月、7月、9月～12月、2005年1月、3月号に連載したものを、単行本化に当たり加筆修正しました。と巻末にあります。
ところどころ理屈っぽさが鼻につく箇所もありましたが、面白く読了。「駅の子」というネーミングを考えついたところで、成功でしょう。
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