素足の心理療法 霜山徳爾 みすず書房 1989年12月25日 初版第1刷発行 1998年10月20日 新装第1刷発行 |
目次を見ればわかりますが、1~18までに分かれているものの、それはほぼ本書の半分を占めるにすぎません。後半部は「あらずもがなの......」と称されている部分。
あとがきにあった左翼活動に入った学生時代のエピソードなど、なるほど。
漢詩がよく出てきます。
一見、専門書風ですが、一般書です。あの有名なフランクル『夜と霧』の訳者なのですね。
目次
1 沈黙の時間
2 根本原則
3 自灯明
4 共業性
1 施無畏
6 居塵出塵
7 素足であること
8 含羞性
9 畏敬性
10 五体投地
11 雑華荘厳
12 待機性
13 常啼性
14 燃え尽き症候群
11 ミケランジェロのモーゼ像
16 文化の異形
17 作務(ムーヴマン)
18 終章(Exodos)――若い心理臨床家へ
付録(あらずもがなの......)
不在者の浮上――イメージ心理学の基盤
モイラのくびき――必然と自由
白秋から玄冬へ――老人の生と死
詩と革命のはざま――F・ヘルダーリンの病跡への疑問
詩と人間――連句療法の基盤
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