メタフィジカル・パンチ/形而上より愛をこめて 池田晶子 文藝春秋 1996年11月20日 第1刷 |
著者30代半ばの頃に書かれたもの。元気があります。
初出
「メタフィジカル・パンチ」は「諸君!」95年1月号から96年6月号に「形而上学的一撃(メタフィジカル・パンチ)」として連載されました。「『地の技 法』は画期的か」は同誌94年10月号に、また「小林秀雄への手紙」は第一信が「群像」91年8月号、第二信が『メタフィジカ!』(92年創刊)に書かれ たものです。
雑誌連載ということで、時事的社会的な内容も多く含みます。宮本顕治氏の『「敗北」の文学』についての考察。福田恆存、埴谷雄高、吉本隆明、養老孟司、田中美知太郎の諸氏について。いやあ面白い。吉本、田中氏への批判なんぞ、可笑しいです。
小林秀雄については、池田氏は随分肯定的なのですね。
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