星を継ぐもの/創元SF文庫 著者 ジェイムズ・P・ホーガン 訳者 池 央耿 東京創元社 1980年5月23日 初版 2001年4月6日 53版 |
1977年に発表されたとのこと。冒頭、主人公ハント博士が飛行機中でノート型PCのようなもの(説明には「膝に乗せたブリーフケースの蓋を開けていた」)で予約をする場面が、まるで現在の様子を見てきたように描いています。おかしいのは、バッテリー駆動ではなく、座席からコンセントで電源を取っていたこと。
ストーリーは大らかで天衣無縫。それにしても、もともと小惑星帯域にあった衛星が、引力で太陽へと吸い寄せられていく途中で偶然出会った地球の衛星になったのだというのは、あまりにも荒唐無稽すぎるでしょう。
気になったのは、何度も出てくる「今一度」という表現。翻訳者が選んだのでしょうが。
p8L1「今一度相手の姿を」
p14L5[今一度この数日間の」
他
コメント