[NO.478] 写説『坂の上の雲』

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写説『坂の上の雲』
著者 谷沢永一太平洋戦争研究会
ビジネス社
2004年6月15日 1刷発行

目次
激動、明治維新の青少年たち
文芸を捨て、海軍で日本一をめざす秋山真之
※「坂の上の雲」という時代を読み解く
  近代日本の教育とは?   執筆 谷沢永一
太政大臣になりたかった正岡子規
日清戦争はプロシャ主義の先制攻撃からはじまった
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 野心を持つ若者たち
老朽した秩序と新生した秩序の戦い
真之は米西戦争から何を学んだか
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 日清戦争の背後にあるもの
俳句・短歌の変革に闘志を燃やした子規
日本を「猿」と呼んだニコライ二世の独裁体制
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 正岡子規がもたらした短歌は行くの革命
日本はロシアに勝てるのか?
「日本国」の命運を賭けて決意した日露開戦
ロシア軍の対日戦略とその勝算
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 立ち小便 よくぞ男と生まれけり
決死の旅順閉塞作戦に志願した二千人の兵
外債募集のため必勝を義務づけられた最初の主力決戦
日露ともに惨憺たる結果となった黄海海戦
鉄壁の旅順大要塞と無策の乃木軍
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 敗者復活が可能だった時代
乃木と児玉の二〇三高地攻略戦
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 泣く子もだまる三宅坂
礼儀を重んずる最後の時代におこなわれた水師営の会見
満州の平原で奮闘する秋山支隊
統率力に欠けるロジェストウェンスキー中将
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 生きる道を見据えていた時代
ロシア革命の扇動者・諜報工作員明石元二郎
指揮官の度量の差が勝敗を分けた奉天会戦
ロシア戦史上類のない敗残を現出した奉天会戦
難航を重ねるバルチック艦隊の東航
バルチック艦隊はどこを通るか?
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 岡崎邦輔の功績
Z旗揚がる「皇国ノ興廃、此ノ一戦ニ在リ」
日本海海戦の勝利をもたらした「日本の頭脳」
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 日英同盟~思いあがりの季節へ
日本に樺太占領を促したルーズベルト大統領
なぜ帝政ロシアは日本の「国民軍」に敗れたか
戦争で燃え尽きた戦後の秋山好古。真之兄弟
子規、虚子、そして漱石
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 小説は面白くなければならない
国民をはぐくんだ二つの戦争
坂の上にあったもの
※「坂の上の雲」という時代を読み解く 作家司馬遼太郎の仕事
●日露戦争 略年表


 『写説『坂の上の雲』を行く』 というタイトルの本が同じ出版社から出ています。著者名に谷沢永一の名前がなく、太平洋戦争研究会だけとなっていました。どういう経緯なんでしょうか。